化学繊維 | 再生繊維と合成繊維を合わせて、日本、ドイツ、フランスなどではすなわち化学繊維という。 |
加工糸(かこうし) | 各種の糸に種々の加工を行ったもの。化学薬品などで加工したものや、金属糸、飾燃糸など種類は多い。 |
家蚕絹(かさんぎぬ) | 屋内で桑葉をあたえて飼育する家蚕の繭からとった絹のこと |
カシミア | カシミア山羊の毛をいう。毛質は柔らかく、柔軟で独特のぬめりがある。最高級品として扱われている。 |
綛(かせ) | 綛枠(かせわく)で巻き取り、取り外した糸の束。 |
綛糸(かせいと) | 綛の状態になっている糸のこと。 |
カード糸 | 綿糸をつくる工程で、短繊維の除去と繊維を平行に引き揃えるためのカードという工程があり、全てが工程を通る。 |
カポック綿 | カポックの樹の実に生える白い綿のこと。シルク・コットンともいう。 |
ガーゼ | 甘撚りの糸を、粗い平織りにして、柔らかく仕上げた綿織物。 |
カット・アンド・ソーン | ニットを裁断して縫製した製品のこと。 |
絣(かすり) | 糸を部分的に防染して、染色し、それをたて、よこに使って織り、防染部分で模様を作る織物、またはその模様をいう。産地により、久留米絣、伊予絣、備後絣などがある。 |
型紙捺染(かたがみなせん) | 紙などの切り型を使って行う捺染。美濃紙を柿渋で張り合わせた紙に模様を切り抜いて型紙をつくり、これによって捺染する。型友禅ともいわれる。 |
加賀友禅(かがゆうぜん) | 金沢で発達した手描き友禅のこと。 |
顔料(がんりょう) | 染料が水溶性であるのに対し、水や油に溶けず繊維との親和性のない色素をいう。 |
生糸(きいと) | 生絹(きぎぬ)ともいう。繭をほどいてくり取ったままの糸。 |
絹(きぬ) | 絹には家蚕(かさん)と野蚕(やさん)とがある。野蚕には山繭がある。家蚕の繭をほどいてとった糸を生糸という。 あらゆる繊維の中で、もっとも上品な光沢をもっているといわれる。また天然繊維の中でももっとも細く、強いもので、染色も容易で発色に優れている。 |
キャメル | ラクダの毛のこと。 |
キュプラ | レーヨンの一種で、再生繊維。絹に似た光沢感としなやかさがあり、弾力性に富む。 |
生機(きばた) | グレーともいう。未晒し(みざらし)糸のままの織物のこと。精錬、染色加工前の織物のこと。 |
黄八丈(きはちじょう) | 八丈島が原産の先染め絹織物。紬糸を島で取れる刈安(かりやす)などの植物染料で、黄色やとび色に染め、縞または格子柄に織ったもの。 |
ギャバジン | 緻密で丈夫な腰のしっかりとした綾織物。 |
キャンパス | 通常10番手くらいの糸を密に織った非常に丈夫な、厚手の平織物で、スニーカーなどに使用される。 |
キルティング | 2枚の布の間にはさまれた綿(わた)を、移動しないように布の上から縫い合わすこと。 |
強撚糸(きょうねんし) | 標準的な撚り数よりも強い撚りをかけた糸のこと。 |
機械捺染(きかいなせん) | ロール捺染、マシン・プリントともいう。 |
起毛(きもう) | 布の表面から毛羽をかきだすこと。 |
京友禅(きょうゆうぜん) | 京都で生産されている友禅染のこと。 |
組み物 | 糸を組み合わせて作ったものの総称。組み紐、組み笠、組み帯などがある。 |
クレープ | しぼ織りのこと。織物の表面に細かい、さぎ状の凹凸のある織物の総称。日本の縮緬(ちりめん)もクレープの一種。 |
括り(くくり) | 織物、糸を糸で縛ること。 |
草木染め | 植物の葉、茎、実、根に含まれている成分を抽出して染めたものの総称。 |
絹紡糸(けんぼうし) | 養蚕(ようさん)、製糸などででる繭屑(まゆくず)や、製糸屑の類を原料として紡績した絹糸のこと。 |
ゲージ | 編み機の針の密度を示すもの。 |
蛍光染料 | 繊維に付着し、漂白物の反射光線に含まれる黄みを消し、一層白く見せるための増白剤のこと。 |
形態安定加工 | 主として綿製品の防縮、防しわ、ノーアイロンなど、便利性、ソフトな風合いからヒットした。 |
原料染め | わたの状態で染めること。わた染めともいう。 |
合成繊維 | 植物や動物からとれる繊維ではなく、石油、石灰石、塩素などの有機質を原料にして合成した化学繊維。 |
コットン | 綿花、木綿のこと。 |
コーマ糸 | カード糸に対する言葉で、カード工程の後でさらに短繊維の除去と、繊維の平行度をよくするためのコーマという機械を通して精製した綿の細番手高級糸をコーマ糸という。 |
駒撚り糸(こまよりいと) | 練り糸の強撚諸撚り糸(もろよりいと)のこと。和装織物の糸として使用される。 |
混紡糸(こんぼうし) | 異種の繊維を混ぜ合わせて紡績した糸のこと。繊維の組み合わせは大体が決まっている。合成繊維と天然繊維、合成繊維と再生繊維の組み合わせがほとんど。 |
交織(こうしょく) | 2種類以上の異なった糸を使って織ること。 |
コーデュロイ | コール天ともいう。毛羽がたて方向に畝になっている織物。 |
小幅 | 和装織物は洋装織物にくらべて幅が狭いため、和装織物の幅を小幅という。実際には9寸〜1尺1寸程度のもの。 |
ゴブラン織り | タペストリーの一種で、毛、絹、綿などで織られたつづれ織のこと。 |
子持縞(こもちじま) | 太い線と細い線が一対になって繰り返す縞のこと。 |
小紋(こもん) | 小型の模様を生地の地一面に染め出したもの。 |