埼玉県の伝統的手工芸品の指定工場として認可をうけている工場は昭和25年以来稼動しています。藍の糸から生地になるまでの生産過程を簡単にご紹介します。
工 程 |
風 景 |
内 容 |
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糸から染めていくのが基本ですが、生地から染めていくこともあります。本藍染め(すくもといわれる天然材料を使用)とインディゴ(科学薬品使用)の2種類の染め方があります。通常は平均6〜8回程度染めていき、洗っても色落ちしないようにしていきます。素材は様々ですが主に天然素材が中心で、藍の雰囲気を引き立たせます。 |
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通称『糸巻き』といわれる工程に関しては、ほとんどが『巻き返し』といわれるものです。たて糸とよこ糸を織機に組み込む前のい工程で、糸が切れないよう細心の注意をはらいます。 |
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整経とは、一定の長さをもった所要のたて糸を揃えるという意味。たて糸を織機に組み込む前の糸巻きと思ってもらえればと分かりやすいかもしれません。この工程によって生地の長さが決まります。 |
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当社が使用している織機は、昭和40年代から使用しているもので、『バッタン・・バッタン・・』と小気味よいリズムから手織りの風合いを出すことができます。一度ご覧になる価値ありです! |
その前に簡単に武州正藍染めの歴史について簡単説明!
藍染めというと阿波地方が有名です。関東では武蔵・上野・下総の三国なかで武州正藍染めは有名になっていくのですが、江戸時代の初期に加須町(現加須市)を中心にひろがっていきます。その後明治時代になり最盛期をむかえるようになっていきます。藍の織物は農家の主婦が閑散時に家族の衣服を作ったのが始まりといわれています。